十二月。…年積（としつみ）月

とうとう来てしまった１２月！
２００８年も今月を残すのみとなった。
（今年はずっと言っているような感じだが）本当に
毎日が恐ろしい速度で過ぎている感が否めない。

…これ以上早くなったら、かなりマズイのだが、多分
今月もアッと言う間に過ぎていくに違いない（泣）。

十月。…刈稲（かりね）月

とうとう１０月！…全く持って月日が過ぎるのは早い早い。

元来、マイペースでのんびりしているはずの自分が
時間と闘う（！？）様な生活をしているのだから無理も
ないのかもしれないが。。。

八月。…南風（はえ）月

８月、である。７月の下旬に梅雨明けはしたものの、
今一つハッキリしない空具合が続いていて、夏…？と言う
感じだが、カラッと晴れないせいか、蒸し暑い日々が続いて
いる。

８月の和名は「葉月」。他には染色月、月見月、穂発（ほはり）月
初来月、萩月、竹春、天岡（てんこう）、大章と言った別称がある。
暦の上では既に秋、名前をザッと見ても秋らしさを含んだ名前が
多い。
実際、８月もお盆を過ぎると、朝晩の風は涼しくなり、じわじわと季節が
移り変わっているのを感じる様になる。
子供の頃、お盆を過ぎると終わっていない夏休みの宿題を前に
妙に焦っていた事があったのを思い出す。
始まるときには「長いなぁ。」と感じていた夏休みも、いざ始まってしまうと
アッと言う間だ。
大人になった今も、子供の頃の昔も楽しい時間は過ぎるのが
早いのは変わらないらしい（笑）。
今月も２日のクロネコ夜市に始まり（今年もネットラジオの裏方を
しております。）打ち合せ、下見、ブッキングとひたすら水面下の作業が
続く。（でも外出しっぱなし）
月末にはPotTの遠征にも同行するし、社会人になってからこっち、
海とか山とか真っ当な夏の過ごし方は全く縁がなくなった。
…とは言え、次々にやれる事があるのは有難いことだ。

夕方、遠くで轟く雷鳴と突然降り出す夕立、夏の日差しに陰を濃くする木々、
甲子園の熱戦を伝えるTV、一昔前に世界中が戦争をしていた事を
思い起こさせる平和式典、１５日の正午に捧げられる１分間の黙祷、
近くの小学校のプールで沸き起こる歓声、真夜中にひっそりと
花を咲かせるカラスウリ。…全てが８月の風景。

この８月に出逢った事、出逢った人、ここであった事の全て。

七月。…愛逢月（めであいつき）

いよいよ７月！今年も折り返しに入った。
相も変わらず、目の前に迫っている案件に追われる日が
続く。どうにかせねば…と思う（汗）。

７月の和名は「文月」。他にも風微月、棚機月、女郎花月、精霊月
桐月、涼月、瓜時（かじ）、大晋などの別称がある。
７月は七夕もあるので、それに因んだ名前も多く、昔の日本人は
本当に感性が豊かだったのだなと改めて思う。
また、７月は旧暦では既に「秋」に突入していくので、それに
因んだ名前も多い。

…まだ梅雨も明けて居らず、時折襲って来る猛暑と格闘していると、
とても秋の風情は感じられず（笑）。
しかも、いよいよ夏か～とゲンナリしている自分は、到底昔の日本人の
感性に遠く及ばない（苦笑）。
子供の頃は、７月と言うと１学期の終わりと共に、夏がやってくる事に
ワクワクしていたのにね。

暑くなる日の早朝のひんやりとした空気、
朝露をたたえながら花開く蓮、成長著しい麻の緑の瑞々しさ、
連日、高校球児の熱戦を伝えるラジオ中継。
…全てが７月の風景。

この７月に出逢った事、出逢った人、ここであった事の全て。

五月…田草月

５月、である。（本当に今年は月日の流れがアッと言う間だ。）

和暦では「早苗月」「橘月」「吹喜月」「授雲月」「啓明」「星花」
「厲皐（れいこう」などの別称がある。夏になる前の清々しい感じが
名前にも顕れている様だ。
個人的には自分の誕生月と言うこともあって、子供の頃から
５月は好きな月だ。

そう言えば、宮崎　駿監督作品「となりのトトロ」の主人公の
女の子、さつきとメイも５月の別称（和暦と英語の５月）が名前に
なっている。あの２人も５月生れ、という事か。

田畑のあぜ道に咲くレンゲの花、水をたたえて田植えを始める田んぼ
薫風の中を泳ぐ鯉のぼり、夏の暑さをはらみ始める太陽、
雨の日に気持ちよさそうに唱うカエルの合唱、
日に日に緑の濃さを増して成長していく新緑。時折そよぐ涼やかな風。
…全てが５月の風景。

この５月に出逢った事、出逢った人、今ここであった事の全て。