楽しむ力と直感力。

梅雨に入り、パッとしない空の日々が続いています。
雨が降る時って気圧が変化するので、喘息がある人にとって
この時期は少々辛いと知人が話していますが
私にとっても湿気との闘いの日々でもあります。

仕事で使う機材は、湿気は大敵。管理には気をつけていますが
梅雨の時期はホント、大変です。
また自分の身体も湿気を吸いやすい体質なので、気を抜くと
朝起きたときに身体がだるくて、、、と言うこともしばしば。
食事や入浴などで、体内循環を良くするのに四苦八苦していたり
します。

そんな中、打ち合せのためにあちこちに赴いて、話をする日々が
続いています。

先々週の金曜日には幸手のカフェ・ベーグルさんへ。
７月の上旬に、伊能勢敦子さんのエッセイ本出版記念のイベント
開催が決まり、その日程などの詳細を詰めに行って来ました。
(本を出版する当人であるアコさんも行きたがっていたのですが
今の彼女のスケジュールはとても幸手に行っている状況ではなく。
打ち合せ当日まで「行きたいよ～。」と言う彼女の言葉をねじ伏せて
幸手まで１人ドライブでした。）

ベーグルは、何時行っても優しく楽しい雰囲気を漂わせていて
ここを時折訪ねてこられるのは、ホントに幸せな事です。
オーナーの谷内さんとどんな感じにするか、あーでもないこーでもない
あ、でもこんな感じがアコさんらしいかななどと（時折、四方山話を交えつつ）
色々話をしてきた訳ですが、かなり良いイベントになりそうな気配です。

一言で言えば、エッセイに書かれているアコさんの世界観が体感できる
イベント。

イベントの最終日には、鹿沼のギタリスト小川　倫生氏のスペシャルライブも
決まりましたので、アコさんと谷内さんのボルテージは相当上がっている事でしょう。
（何を隠そう、２人は小川氏の大ファンなのです。）

先週の火曜日は、来月の中旬に行われる友人の結婚式の打ち合せのために
那須へ。
結婚式当日はパーティーの音響一切を任されているので、現場の下見に伺った訳です。
式は那須にある教会で、その後のパーティーは別荘地にあるペンションの庭をお借りして
催す事になっています。
そのペンションの庭がとても素晴らしかった！
ペンションのオーナーご夫妻が手入れをしているのですが、ターシャ・テューダー張りに
美しい。（余りに凄すぎて画像を撮るのを忘れてしまった。）
こんなお庭で披露パーティーが出来る新郎・新婦は幸せだなぁと思いつつ、逆に
こんな場所を知っていて、快くその場を提供して貰えるのは一重に２人の人柄だなとも
思いました。これは良い１日になるに違いない。
その日、打ち合せに赴いた関係者は皆、天候を心配していましたが、何だか
天気も２人に味方してくれるような気になりました。
根拠は無いけれど、大丈夫な予感。

…こうして考えると、私はとても楽しくなりそうな、良い時間が過ごせそうな予感がする
場面に立ち会えることが多いように思います。
イベントに関わる仕事をしているので、確かに後ろ向きで、哀しい場面には遭遇しにくい
と言えばそうなのですが。
この仕事を始めた頃、雑貨店を経営する知人に「Kさんの仕事は人と人を繋げていく
パイプラインの様ですね。裏方の仕事で目立たないし、大変な仕事かもしれない
けれど、とても拡がりを感じていける仕事だと思います。」と言われたことがあり、
その言葉は、今でも私の中ではイベントに向かう時のとても大切な指標となっています。

１回１回が真剣勝負、同じ事は２度と出来ないと言う緊張感はありますが、
そのイベントにどう関わっていけるのかを考えているだけでも心躍ってしまう。
…本当に有難い事です。

先日、父から聞いた話ですが、父方の祖母が生前（と言うか、子供の頃の私を見ていて）
「この子は自分が納得しないと、テコでも動きそうにない。」と言っていた事があるそうです。
テコでも、、、と言うのは少々オーバーですが、確かに何か賦に落ちない事があるのに
動いていると、どうしても動きが鈍い事が多い気がします。
動き出そうとする時に「あ、これはイケるな。」とか「これは何かと難しそうだ。」と言う
勘の様なモノが働く事が多いのですが、割とこの勘の様なモノ、当っていたりします。
楽しむ力と直感力は（私の中では）どうやら直結している様です。