師走のネコヤド大市

前日の夜、外出先から帰りながら
「今夜は冷え込んでいるな～～～」と思っていたが、
流石に１２月！
朝起きると、日陰の到るところに霜柱が出来ていた。

良く晴れた日曜日。この日は鹿沼のネコヤド大市の日。
少し早めに起きて鹿沼に行かねば～と思っていたのに
思いっきり寝過ごしてしまい、慌てて準備をして鹿沼へ向かった。

と言うのも、この日はPotTのミニライブを予定していて、
機材をセッティングしなくてはならなかったから。
PotTのネコヤドでのライブは実に１年半振り。私はしばしばメンバーと
顔を合わせているのでいつも通りだが、ネコヤドの人達や小川P、諏訪Eは
本当に久々に顔を合わせる事になる。

現場に到着すると、見慣れないカメラクルー？が居る。
どうやらN○Kの取材が入っているらしい。饗茶庵の風間氏と相談して
演奏の場所と機材の設置場所を決めて、機材を運び入れる。
霜柱が溶け出し、花蓮の庭がぬかるみ始めたのが気になったが、
今は機材のセッティングを出来るだけ進める方が先。

１１時頃。
路地には沢山のお客様が既に列を作り始める。
花蓮の庭で出店者ミーティングを行っていたが、そこにPotT、ゲストバンジョーの
川俣氏、小川P、諏訪Eがぞくぞく集まってきた。
それぞれの位置を決め、庭のぬかるみを古いベニヤ板でカバーし、
細かいセッティングを終えたところで時計に目をやると、、、
本番まで時間がない！！
それぞれ楽器の音のバランスをとり、簡単にサウンドチェックを済ませる。
はぁ～、やれやれ。

１２時を少し回って１回目のミニライブがスタート。
前日の夜から冷え込みが厳しくはなっていたのもあって、
日は当っていても花蓮の庭はかなり寒い。
ただ立っているだけの私でさえじんわり寒さを感じるのだから
冷たい空気を手で切っている演奏者達が感じる寒さは計り知れない。
でも演奏はかなりイケイケノリノリで、路地にいるお客様や
出店者の耳を楽しませたことだろう。


それぞれのブースを見には行けなかったのだが、結構なお客様が
来ていたらしい。

ゲストバンジョー、川俣さんの絡みも段々慣れてきたせいか、良いタイミングで入ってくる。
小川Pの絶妙な処で音を入れてくるので、かなり音に拡がりが出る。
PotTギタリストの齋藤さんが「いやぁ～たまらないねぇ！」と言う顔をしていたのが印象的。

１回目のステージが終わり、しばしの休憩。昼食を食べ、少し一息ついたが、
やはりブースを覗きに行く余裕はない（泣）。皆で話しているうちに抽選会の時間に
なってしまった。

おお！凄い人垣が路地に出来ているではないか！
ざっと見ても１００人前後は居そう。
その中をかき分けて、抽選をしている場所へ。
後でPinkyさんに聞いたところでは、１７０人ほどの人が
エントリーをして下さったそう。
それぞれの作家さんのプレゼントが当った人はラッキーでした。




抽選会終了後、すぐさま２回目のステージへ。
既に日が西へ傾いているので、花蓮の庭にはまったく日が入らない。
演奏者全員が「うわっ、寒～い。」と言いながら、所定の場所へつくが
楽器も機材も冷え切っていて、５分もたたない内に指が悴んでくる。
「指が悴んで、細かい指のコントールなんて到底無理だわ～。」と
言いつつ気合いで弾き倒すギタリスト。

諏訪さんと同行した順子嬢に手袋を借り、渾身の演奏を見せるフィドラー。
黙々と正確なリズムを刻み、ギタリストとフィドラーを支えるドラマー。
（心なしか、いつもより気合いが入っていたかも！？）
私の位置から一番近い場所に居た小川Pが
（この時期に外で演奏させるなよぉ～～。）という顔で時々こちらを見る。
でも、演奏はまたも良い内容で、演奏者もお客様も楽しんで戴けたらしい。
（後で、色々な方から「路地に生の音楽があるのはやはり良いね。」と
言って戴けたので、少しホッとした次第。）

急いで機材を撤収し、饗茶庵に入って皆で暖を取った。
温かい飲み物に皆、ホッとした様子。（そりゃそうだ。）
5時になるかならないか位だったが、外は既に暗くなり始めていた。

PotTメンバーを、この日ネコヤドに参加できなかったアカリチョコレートさんへ
案内し、オーナーに会わせる。暖かくなったら、アカリチョコでPotTのライブも
やれればな～と思う。

その後、ネコヤドミーティングに参加し、バタバタと１日が終わった。
少し前からの疲れも若干あって、
時折あくびをしながら家路についた。
ネコヤドの出店者、スタッフの皆さんもお疲れ様でした～。
次回は来年の2月から。
来年はどんなネコヤドになるんだろう。。。