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宇都宮市在住のサウンド・コーディネーター 日々雑感
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2年前に市内の園芸店から買って庭に植えた、ミモザが満開だ。
買ってきたときは30cm程の苗だったのに、アッと言う間に私の身長を追い越した。


一昨年から昨年にかけての極寒に耐えて昨年少し花を咲かせたが、
今年は更に花芽が増え、我が家へ訪れる人を出迎えている。

earlyspring1.jpg植物は何も語らない。自ら何かを働きかける事もしない。
ただそこにあって、季節が巡ってくれば花を咲かせ、枝を伸ばす。
時期が来れば葉を落とし、また次の開花の準備をする。。。

…自然の凄さをまざまざと実感する。







それに引き替え、人の在り方とは何と愚かしいことだろう。
今の状況を打破する力も無いのに、周囲を欺き、妬むことは尽きることがない。
権力や財力と言った、力によって物事が解決されるなんて事は
日々当たり前のように存在する。

…勿論、それと同じくらいに学ぶこと・与えられて感謝する事・幸福感を
授かる事も多いのだが。

数年前に読んだ本の中に「八重桜の話」と言うのがあった。

春になって、多くの人に愛でられる「サクラ」は「ソメイヨシノ」で、
開花が遅い事を嘆く「八重桜」。
…そんな八重桜に、ある人が言う。
「何でそんな事を嘆くんだい?時期が来れば、君も花を咲かせられる
じゃないか。そして君の処にも鳥や虫たちは変わらず来てくれるだろう?」

花を咲かせるスピードや時期は違っても、与えられる物は平等にあると言う事。

何かの書物に「富も権力も名誉も関係なく、全ての人間に平等に与えられている物
それは「死」である。」というのがあったけれど、与えられているのは「死」ばかりじゃない。

生きていれば、また季節の移ろいの中に自分を置くことが出来る。
様々な物が与えられる機会が待っている。

earlyspring2.jpg…そう、春は誰にでも巡ってくるのだ。


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