日々の幸せ

仕事の帰り、フラリと本屋に寄る。寄り道をする本屋はその時々によって違うが
今日寄ったのは自宅から比較的近い本屋。
棚に並ぶ多くの本を見ていて、ふと手にした本があった。
本のタイトルは「ダカフェ日記」。

何とはなしに手に取ったのだが、その本が持つ何かが気になり、
結局棚に戻さず、お買いあげ（笑）。
（…こうして私の部屋には本とＣＤが増殖していく。オイオ～イ！？）

福岡に住むある家族の日々を、その家の主たる「もりぽん」氏が写真に撮り
写真に対するコメントを少しだけ加えた「写真集」らしき１冊。
…その生活の１部を切り取る目線が、無理をしていなくて良い。
撮られる側も、撮る側もいたって自然。（…家族だから当たり前か？）
今も配信されている、同タイトルのブログによる写真日記が基になっている。

そんなほのぼのとしたこの１冊のとらえ方は、人に寄って様々だろうと思うが
ある一定の時期にしか見ることの出来ない子供の言動（成長）を様々な視点
（時には１人の大人、時には父親、時には子供達の友達、、、と言った感じ）から
捉えるもりぽん氏の目線は、温かみといたずらっ子の様なワクワク感に溢れている。
ブログのアクセス件数が１日３万件（！）ある、というのも分かる気がする。

もりぽん氏はあとがきに書いている。
「寄せては返す波が一つ一つ違うように、たんたんとした毎日もきっと少しずつ
違っているはず。…僕の好きな人達は、みんな普通で、みんな一生懸命だった。」

何かの刺激を求めて、風を起こすのも（風を起こすことが出来るのも）幸せの一つ。
それと同じように、日々の生活の中に色々な発見がある幸せを教えてくれている１冊。